エフケイ東京南支社

生活保護を受けながら生命保険に加入し続けることはできないの?

投稿日時 : 2019年02月02日 16時14分

生活保護を受けている場合、原則として生命保険には加入できません。なぜなら、生活保護の原資が国民の税金であるためです。
他人が支払った税金によって、生活保護者が生命保険という資産を形成することを防ぐために、そのようなルールが設けられているのです。

生活保護の受給を申請した時に生命保険の加入が発覚すると、生命保険の解約を求められます。これは、生命保険を解約したときに生じる解約返戻金などにより、生活が維持できるとみなされるためです。
解約によって生じる返戻金が尽きて初めて、生活保護の申請が認められることになります。

また、生活保護を受けることで医療費や葬祭費も負担する必要がなくなるため、生命保険に加入するメリットが薄いことも理由と言えるでしょう。
しかし、例外的に生活保護を受けていても生命保険に加入し続けることができる場合もあるのです。



生活保護者が生命保険に加入し続けるには、いくつかの条件を満たす必要があります。

まず、死亡や障害といった危険対策を目的とした保険であることが必要となります。最近では様々な種類の保険が登場していますが、生活保護者は貯蓄型の保険への加入は認められません。税金による資産形成とされてしまうためです。
ただし、学資保険は例外的に認められるケースもあるため、ケースワーカーなどに相談してみるとよいかもしれません。

次に、毎月支払う保険料が低額であることが条件になります。各自治体によって定められている最低生活費の10から15パーセント程度が相場のようです。その定められた範囲内であれば、生命保険の支払いは認められるようです。

そして、生活保護の申請時に保険の解約返戻金が30万円以下であることが条件となります。また、解約によって得た返戻金は収入となるので申告が必要になるので注意しましょう。



生活保護から抜け出したという方にとって、生命保険は拠り所になるものでしょう。

一旦解約してしまえば、再加入する時に年齢を重ねていたり、疾病を患っていたりと条件が厳しくなっている可能性もあります。保険に加入し続けることは目先にとらわれず、長い人生設計の上で大事なことになります。
将来のためにも、生命保険はできるだけ解約せず維持する方向でうまく利用してみてはいかがでしょうか。