カードローン審査が甘いのはどこ?おすすめ借入先や通過のコツを解説

カードローンを利用する際には、必ず審査が行われます。

急ぎでお金が必要になったとき、つい審査が甘いカードローンを探してしまう人もいるでしょう。

しかしながら、審査が甘いカードローンはありません

ただし、他のカードローンと比較すると甘いと言える借入先はあります

この記事でわかること
  • 審査が甘いカードローンが存在しない理由
  • 審査が甘いおすすめ消費者金融カードローン
  • 審査に通りやすいおすすめ銀行カードローン
  • カードローン審査に通るためのポイント

絶対に借入したいという人は、ぜひ参考にしてください。

目次

カードローン審査が甘い借入先は存在しない

先述した通り、カードローンの審査が甘い借入先というのは存在しません。

なぜなら、カードローン審査は申込者の返済能力を見極めるために行うからです。

審査を甘くしてしまうと、返済能力が低い人にもお金を貸すことになり、結果として貸し倒れのリスクが高まります。

そのため、貸金業者や金融機関は必ず借入審査を行うのです。

貸金業法によって返済能力に関する調査が義務づけられている

消費者金融のカードローンは、審査が甘いイメージを持たれていることも多いでしょう。

しかし、日本貸金業協会に登録している正規の消費者金融で、きちんと審査をしていない業者はありません。

なぜなら、貸金業法第13条によって貸金業者は返済能力や信用情報などの調査をするように定められているからです。

貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。

貸金業法第13条

貸金業法は、貸しすぎ・借りすぎによる共倒れを防ぐために金融庁管轄のもと制定されている法律。

違反した貸金業者は、最悪の場合貸金業法に基づく行政処分を受けることになります。

そのため、消費者金融・クレジットカード会社といった貸金業者の借入審査が粗雑に行われることはないのです。

また、審査通過の基準は金融機関によって異なります。

各金融機関が独自の審査基準を設けているため、「ある金融機関では審査に落ちたけれど、違う金融機関では審査を通過した」というケースもあるでしょう。

ただし、「審査基準が異なる=審査が甘い」わけではありませんので、注意してください。

審査が甘いと言われるおすすめ大手消費者金融カードローン5選

結論から言えば、今日中に借りられるカードローンを探している人には消費者金融がおすすめです。

個人向けのカードローンを提供している会社は、主に消費者金融・クレジットカード会社・銀行カードローンの3種類に分けられます。

その中で融資の速さと審査の甘さを相対的に比較すると、最も今日中にお金を借りられる可能性が高いのが消費者金融です。

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カードローン融資までの速さ審査の通過難易度
消費者金融
クレジットカード会社
銀行カードローン

とくに、大手の消費者金融は、サポートも厚く安全性が高いというメリットがあります。

次の5社のいずれかで借入するのがおすすめです。

大手の消費者金融5社の中ではSMBCモビット以外の4社が、財務情報の月次データでカードローンの新規申込数と成約数を公開しています。

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消費者金融名審査通過率

プロミス

42.2%(2022年10月~2023年7月)※1

アコム

41.7%(2022年10月~2023年8月)※2

アイフル

32.2%(2022年10月~2023年7月)※3

レイク

27.5%(2022年10月~2023年6月)※4

SMBCモビット

非公表

※1 プロミス月次データ2023年3月期、プロミス月次データ2024年3月期を参照
※2 アコムマンスリーレポートを参照
※3 アイフル月次データ2023年3月期アイフル月次データ2024年3月期を参照
※4 SBI新生銀行データブック2023年3月期SBI新生銀行2024年度 中間期決算を参照

プロミスとアコムの場合、40%強の人が新規の借入に成功していますが、その理由はプロミスとアコムは初めてお金を借りる人に選ばれやすいからです。

プロミスは審査通過率が最も高く今日中に借りられる

プロミスの審査申し込みはこちら

プロミスは初めてお金を借りる人にピッタリな消費者金融です。

初めての人でも借りやすく、即日融資で借りることが出来るので、急遽お金が必要になったという時にも役立ちます。

月次データによると、プロミスの直近10カ月(2022年10月~2023年7月)の審査通過率は42.2%となっており、大手の消費者金融の中では最も審査が甘いといえるでしょう。

また、申込みから本審査通過まで最短3分(※)程度で終了。

借入可能となった場合は、インターネット振込を選択すれば24時間いつでも最短10秒で借入が完了します。

プロミスは大手消費者金融5社の中で唯一上限金利が18.0%を切っているなど、利息の支払いを減らすことが出来る点も魅力です。

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名称プロミス
新規顧客成約率42.2%(2022年10月~2023年7月)※1
融資にかかる時間最短3分※2
借入利率4.5%~17.8%(実質年率)
融資限度額500万円
担保・保証人不要

プロミスの審査申し込みはこちら

※1 プロミス月次データ2023年3月期、プロミス月次データ2024年3月期
※2 お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※お申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。

アコムは初めて借りる人に選ばれているので新規貸付率が高い

アコムの詳細はこちら

「初めてのアコム」でお馴染みのアコム。

新規貸付率が高いカードローンとして挙げられる借入先の1つです。

文字通りアコムは初めてお金を借りる人に選ばれており、2024年10月~2025年3月で39.3%(※1)とプロミスとほとんど変わりません

また、申込みから借入までスマホで完結し、最短20分(※2)で融資が完了するスムーズさもアコムの特徴です。

初めてお金を借りる人や他社での借入履歴があっても返済が完了している人は、アコムの審査に通過する可能性が高いのでおすすめのカードローンと言えます。

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名称アコム
新規貸付率41.7%(2022年10月~2023年8月)※1
融資にかかる時間最短20分※2
借入利率3.0%~18.0%(実質年率)
融資限度額1万円~800万円
担保・保証人不要

※1 アコムマンスリーレポート
※2 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

アコムの詳細はこちら

アイフルは2社目以降の借入先として利用する人が多い

アイフルの1秒診断はこちら

アイフルは国内最大手の消費者金融の1つで、現在も多くの人が利用しているカードローンです。

アイフルの直近10カ月(2022年10月~2023年7月)の新規率は32.2%と、プロミス・アコムに次いで3番目の数字になっています。

プロミス・アコムと比べてアイフルが低いのは、2社目以降の借入先として選ぶ人が多いからです。

2社目以降に選ぶ人が多い理由は、アイフルが大手の中では唯一銀行のグループに属さない独立した貸金業者。

そのため、独自の審査方法を採用していると言われているからです。

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名称アイフル
新規成約率32.2%(2022年10月~2023年7月)※1
融資にかかる時間最短20分※2
借入利率3.0%~18.0%(実質年率)※3
融資限度額800万円
担保・保証人不要

※1 アイフル月次データ2023年3月期アイフル月次データ2024年3月期
※2 お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
※3 貸付条件の詳細はリンク先の公式HPをご確認ください。

アイフルの1秒診断はこちら

SMBCモビットはデータ非公表もWEB完結の利便性が魅力

画像:SMBCモビット

SMBCモビットのWEB完結申し込みはこちら

SMBCモビットは、大手消費者金融5社の中では唯一審査に関する情報を公開していません。

しかしながら、SMBCモビットはプロミスと同じSMBCグループが運営している消費者金融です。

審査の基準や方法についてはプロミスと同様に考えて問題ありません。

SMBCモビットの特徴ともいえるのが、WEB完結で申込みから融資まで完了する点です。

勤務先の在籍確認も含めて全てWEB上で完結するので、余計な手間が掛かることなく周りの人に知られるリスクもありません。

SMBCモビットは三井住友銀行の支店内にあるローン契約機からも申込みが出来ますが、足を運ぶ手間を考えるとWEB申し込みが良いでしょう。

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名称SMBCモビット
審査に関する情報非公表
融資にかかる時間最短30分
借入利率3.0%~18.0%(実質年率)
融資限度額800万円
担保・保証人不要

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります

SMBCモビットのWEB完結申し込みはこちら

レイクはWEB申込みで適用される365日間の無利息が魅力

レイクのWebからお申込みはこちら

SBI新生銀行グループの消費者金融であるレイクは、直近9ヵ月(2022年10月~2023年6月)で27.5%と他のカードローンに比べて厳しめの数字です。

この理由として、レイクは後発の消費者金融であることから、1社目の借入先として選ばれにくいという点が挙げられます。

しかし、レイクは初めての利用時、Web申込限定で適用される無利息期間が契約額50万円未満でも60日というお得なサービスが魅力です。

さらに、契約額50万円以上で契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録が完了すれば、なんと365日間無利息になります。

即日融資で借りることができて無利息期間のキャンペーンが魅力的なので、利息の負担が心配な人にレイクはおすすめです。

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名称レイク
新規顧客獲得率27.5%(2022年10月~2023年6月)※1
融資にかかる時間最短25分 ※2
借入利率4.5%~18.0%(実質年率)※3
融資限度額500万円
担保・保証人不要

※1 SBI新生銀行データブック2023年3月期SBI新生銀行データブック2023年6月末を参照
※2Web申込で最短25分融資。21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※3 貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。

レイクについて

貸付条件はこちら

レイクの無利息について
  • 初回契約日の翌日から無利息
  • 無利息期間経過後は通常金利適用
  • 他の無利息商品との併用はできません

365日間無利息】は、以下の条件を満たす方が適用対象です。

  • レイクで初めてのご契約
  • Webでお申込み・ご契約を完了
  • ご契約額が50万円以上
  • ご契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録が完了

60日間無利息】は、以下の条件を満たす方が適用対象です。

  • レイクで初めてのご契約
  • Webでお申込みを完了
  • ご契約額が50万円未満

レイクのWebからお申込みはこちら

審査が甘いと言われるおすすめ中小消費者金融カードローン3選

街金と言われる中小消費者金融なら、審査が甘く必ず通るだろうと思っている人もいるでしょう。

しかし、中小の消費者金融だからといって審査が甘いところはありません。

なぜなら、大手であろうと中小であろうと貸金業協会に登録している正規の消費者金融は、全て貸金業法に則って審査を行っているからです。

ここでは、以下の3社について解説します。

おすすめ中小消費者金融

中小消費者金融は大手の会社と比べて借入金利が高めの傾向にあるので、貸し倒れのリスクを減らすために返済能力の調査も慎重に行われます。

セントラルは最大30日間は金利0円でお金を借りられる

引用:セントラル公式サイト

セントラルは、昭和48年から貸金業を営んでいる老舗企業です。

創業から「お客さま第一主義」の精神で、申込者のニーズに親身に答えられるサービスを提供しています。

申し込み方法はWeb申込み、自動契約機、来店申込み、コンビニ、郵送の5つ。

Web申し込みは24時間受け付けており、平日14時までの申込みで即日審査・即日融資が可能です。

セントラルを初めて利用する場合、契約日の翌日から最大30日間は金利0円で融資が受けられます。

実質年率年4.8%〜18.0%
審査時間最短即日
借入限度額1万円〜300万円
無利息期間最大30日
在籍確認あり(電話での実施)
Web申込み可能
申込み条件20歳以上

フタバは平日16時までに審査完了で即日融資できる

引用:フタバ公式サイト

フタバは昭和37年に創業し、60年以上貸金業を営んでいる老舗企業です。

インターネットもしくは電話から24時間申込みできるので、来店する必要はありません。

平日16時までに手続きが終わり、審査通過と振込先が分かれば、その日のうちにお金を借りられます。

また、フタバを初めて利用する人は、最大30日間利息無料。

お金を借りることをためらっている人でも、短期間なら利息を気にせず利用できます。

実質年率1〜10万円未満:14.959%〜19.945%
10〜50万円:14.959%〜17.950%
審査時間最短即日
借入限度額1万円〜50万円
無利息期間初めての方:最大30日間
在籍確認あり(電話での実施)
Web申込み可能
申込み条件20歳以上73歳以下の安定した収入と返済能力がある方

フクホーは店舗での申込みで即日融資可能

引用:フクホー公式サイト

フクホーは、昭和42年創業し、50年以上も貸金業を行ってきた消費者金融の老舗企業です。

融資の申込みは、インターネットと電話から24時間受け付けています。

来店不要で申込み可能なため、近くに店舗がない人や他県の人でも利用可能です。

急ぎでお金を借りたい人は、直接店舗に行って申込みをするのが良いでしょう。

店頭で融資を申し込めば、審査次第では最短即日で対応してもらえる場合もあります。

また、全国のセブンイレブンで契約書類を受け取れるため、郵便物なしで審査が受けられるのも魅力です。

実質年率年7.3%〜18.0%
審査時間最短即日
借入限度額5万円〜200万円
無利息期間なし
在籍確認あり(電話での実施)
Web申込み可能
申込み条件20歳以上66歳未満の方(仕事をされていない方は対象外)

審査に通りやすいおすすめ銀行カードローン4選

カードローンを大きく分けると、銀行のカードローンと貸金業者(ノンバンク)のカードローンの2つに分類されます。

銀行カードローンは全国銀行協会に加盟し、銀行法が適用されるのです。

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カードローン種別金利
ノンバンク年率3.0%~18.0%程度
銀行カードローン年率1.5%~14.5%程度

ここでは、以下の4社の銀行カードローンについて解説します。

おすすめ銀行カードローン4社

銀行カードローンは借入の際の金利が低い分、貸金業者よりも審査が厳しい傾向に。

また、銀行カードローンの審査では収入や他社借入情報のチェックに加えて、反社会的勢力でないことを確認する必要があります。

そのため、警察庁のデータベースへの問い合わせが義務付けられているのです。

楽天銀行スーパーローンは楽天のサービスをよく利用している人にもおすすめ

画像:楽天銀行

楽天銀行スーパーローンは、全ての申込み手続きをWEB上で行うネット銀行のカードローンです。

楽天銀行スーパーローンは借入に柔軟なネット銀行なので、信用情報に問題がない人にはおすすめの借入先といえるでしょう。

また、楽天会員になっている方は会員ランクに応じて審査が優遇される場合があるので、楽天のサービスをよく利用している人にもおすすめ。

楽天銀行スーパーローンは、金利やキャッシュバックなどお得に利用できるキャンペーンなども積極的に行っているので、是非チェックしてみてください。

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名称楽天銀行スーパーローン
融資にかかる時間最短翌日
借入利率年1.9%~14.5%(実質年率)
融資限度額最大800万円
担保・保証人不要

auじぶん銀行カードローンはau IDを持っている人なら金利が優遇される

画像:auじぶん銀行

auじぶん銀行カードローンは、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資で運営しているネット銀行カードローンです。

申込から借入までWEBで完結できます

auじぶん銀行カードローンの一番の魅力は、銀行カードローンの中でもひときわお得な借入金利。

また、au IDを持っている人なら年間の金利が0.1%優遇されるので、auユーザーで借入先を探している人は検討したいカードローンです。

auじぶん銀行カードローンの保証会社はアコムなので、過去にアコムでの延滞や未納などがある人は、審査に落ちる可能性が高くなります。

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名称auじぶん銀行カードローン
融資にかかる時間最短数日
借入利率1.48%~17.5%(実質年率)
融資限度額800万円
担保・保証人不要

三井住友銀行カードローンはメガバンクならではの安心感が魅力

三井住友銀行カードローンはメガバンクならではの安心感と、利便性の高さが強みのカードローンです。

実店舗でももちろん借入が出来ますが、WEB完結なら24時間申込み可能。

銀行カードローンでは珍しく、最短で当日中に融資を受けることが出来ます。

現在三井住友銀行の口座を持っていなくても申込み可能ですが、持っている人はお持ちのキャッシュカードで借入をすることが可能です。

三井住友銀行カードローンの魅力は、サポートが厚く最短当日中に借りられること。

ただし、審査は甘くないので申込みの際には信用情報に問題がないか確認しておきましょう。

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名称三井住友銀行カードローン
融資にかかる時間最短当日
借入利率1.5%~14.5%(実質年率)
融資限度額800万円
担保・保証人不要

横浜銀行カードローンは利用エリアが限られるが融資に積極的

横浜銀行カードローンは、おまとめローンでの利用も認めているなど個人向け融資に積極的な地方銀行カードローンです。

借入限度額が10~1,000万円(10万円単位)と大きく、審査結果の回答が最短当日中に返ってきます。

銀行カードローンの中でも、特に使い勝手が良いカードローンといえるでしょう。

保証会社がSMBCコンシューマーファイナンス株式会社になっているので、プロミスかSMBCモビットで過去に延滞・未納がある人は審査に落ちる可能性があります。

横浜銀行カードローンは全国どこからでも利用可能なわけではありません。

居住エリアまたは勤務地が東京・神奈川の全域か群馬県の前橋市、高崎市、桐生市にある人に限られますので注意してください

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名称横浜銀行カードローン
融資にかかる時間最短当日中
借入利率年1.5~14.6%(変動金利)
お借入限度額10~1,000万円(10万円単位)
担保・保証人不要

カードローン審査で重要なポイントは3つ

先述した通り、カードローンの審査が甘い借入先というのは残念ながら存在しません。

しかし、基本的にどこのカードローンでも審査で重点的に見られるポイントは共通しています。

カードローン審査で重要なポイント

審査で重要なポイントを知って、落ちる確率を減らしておきましょう。

申込者の属性に関する情報は返済能力を測るために確認される

カードローン審査において最も重視されるのは、申込者に返済能力があるかどうかです。

カードローン会社は返済時の利息分で利益を得ている営利会社ですから、返済が滞る可能性がある人は審査で真っ先に落とします。

そして、その返済能力を計るための指標として申込者の属性情報を確認するのです。

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属性情報属性
職業失業しにくい職種・会社であるかが重要
勤続年数勤続年数が長いほど有利になる
勤務形態雇用が安定している正社員が有利になる
収入収入の過多よりも安定した収入かどうかが重要
年齢年齢が上がるほど所得が多いと考えられ有利になる
既婚or未婚可処分所得が多い未婚の方が有利になる
居住形態借家よりも固定資産がある持ち家の方が有利になる
固定電話の有無有りの方が居住環境が安定していると考えられ有利になる

全ての属性情報で有利でなければ通らないわけではありませんが、安定性に欠ける属性は審査で不利に働く可能性があります。

あくまで重要なのが、その属性が安定して返済をすることが出来る証明になるという点です。

例えば、手取りの収入が少なくても倒産する可能性が低い会社で正社員雇用されている人は、収入に見合った限度額で審査に通る可能性が高いでしょう。

一方で、今現在の収入は多くても安定性に欠ける収入の場合、返済能力に乏しいと判断されてしまうケースもあります。

信用情報は返済意思を確認するために参照される

カードローンの審査では、属性情報に加えて申込者の個人信用情報を参照します。

信用情報とは、クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報です。

信用情報とは|指定信用情報機関のCIC

信用情報機関には国内のあらゆる会社が加盟しており、クレジットカードや携帯料金の支払い履歴やローンなどの契約情報、返済情報が記載されているのです。

カードローンの審査では、お金を返済する能力と返済する意思があることを示す必要があります。

貸金業者が信用に足ると判断したら審査に通過し、お金を借りることができるのです。

信用情報に載っているクレジットカードや他のカードローンへの返済状況などに問題がないことは、これから申し込むカードローンにおいても、返済する意思と能力があることの証明になります。

他社からの借入状況は滞納リスク回避のために重要

カードローン審査で重要なポイントの最後は、他社カードローンからの借入状況です。

カードローン会社は審査において、信用情報から申込者の他社借入状況を必ず確認します。

他社借入状況を確認する理由
  • 返済滞納リスクを回避するため
  • 総量規制を超えていないかをチェックするため

カードローン会社は、返済を滞納する可能性があると判断した人にお金を貸すことはありません。

他社からの借入がある場合、そちらにも返済をしないといけませんから、自社への返済が滞るリスクがあると思われてしまうのです。

さらに貸金業法では、過剰貸し付け防止のため総量規制が定められています。

過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。

お借入れは年収の3分の1までです|日本貸金業協会

カードローン会社は規制対象にならないように、信用情報を参照して他社借入状況をチェックしているのです。

カードローン審査に落ちる人の特徴4つ

カードローンでお金を借りるには返済能力が必要なので、現在無職で収入がない人は審査には通りません。

しかし、継続的に収入があるにも関わらずカードローン審査に落ちてしまう人もいるでしょう。

ここでは、収入があってもカードローン審査に落ちてしまう人の特徴について解説します。

現在の借入金額や件数が多すぎる

カードローン審査に落ちる人の特徴の1つ目は、現在の借入金額や件数が多すぎることです。

総量規制で定められている年収の1/3を超えている人はもちろん審査に通りませんが、限りなく上限に近い人の場合も審査に落ちる可能性が高いといえます。

また、借入残高は総量規制に引っかからず問題ないという場合でも、借入件数が多いと審査に落ちる可能性も。

借入件数がみられる理由は、借入残高が同じ100万円の場合でも、1社から100万円を借りている人と4社から合計100万円を借りている人では、後者の方がリスクが高いとされているからです。

なぜなら、そもそも1社から100万円を借りられる人は、その業者から「100万円を貸しても返せるだけの返済能力がある」と判断されているからです。

一方で、1社あたりの借入金額が少ない場合、返済能力が低いため限度額を低く設定されていると受け取られてしまうことがあるのです。

短期間に複数のカードローンを申し込んでいる

カードローン審査に落ちる人の特徴の2つ目は、短期間に複数のカードローンを申し込んでいることです。

「手当り次第に複数のカードローンに申し込めばどこか審査に通るのではないか」という甘い考えで申し込むのは、絶対にやめましょう。

なぜなら、カードローンに申込みをすると信用情報にすべて履歴が残り、他のカードローン会社もその情報を見ることが出来るからです。

短期間で他社に複数の申込みをしていると、「相当お金に困っているのではないか?」、「他社の審査に落ちたから申し込んできたのではないか?」とネガティブな印象を与えてしまいます。

1つのカードローン会社で審査に落ちてしまった人が、他の会社で通る可能性は極めて低いです。

まずは落ちた原因を考えてクリアにすることを優先しましょう。

信用情報に傷がついていたり過去に金融トラブルがある

カードローン審査では、信用情報機関に問い合わせて個人信用情報を確認します。

現在収入があっても、過去に金融トラブルを起こしたことがある人は審査に通らない可能性が非常に高いです。

信用情報に滞納などの情報が載ってしまっている人は、いわゆる金融ブラックと言われる状態。

この情報は、原因となった債務を完済してから5年~10年間は信用情報から消えないと言われています。

直近で金融トラブルを起こした人がカードローン審査を受けても、通る可能性は低いです。

むしろ、信用情報に傷を増やしてしまうだけなので、申込みを辞めた方が良いでしょう。

個人信用情報は自分で開示請求をして確認することが出来るので、思い当たる人は事前に見ておくことをおすすめします。

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信用情報機関開示方法
CICインターネットで開示
日本信用情報機構(JICC)専用アプリで開示
全国銀行個人信用情報センター(KSC)インターネットで開示、郵送で開示

信用情報の判断材料がないスーパーホワイトの状態である

カードローン審査に落ちる人の特徴の最後は、いわゆる「スーパーホワイト」と言われる人です。

信用情報にはクレジットカードの利用歴やローンの履歴が実績として残ります。

しかし、過去にクレジットカードを作ったことがなく、かつローンも組んだことがない人は信用情報に何も書かれていない白紙の状態(=スーパーホワイト)です。

金融トラブルを起こしているわけではないので、落ちる可能性が高いとまでは言えませんが、カードローン会社側としてはスーパーホワイトの人は返済能力の判断材料がないのでリスクと捉える場合があります。

そういった場合は携帯電話の端末を分割払いにしたり、クレジットカードに申し込んだりしてまずはスーパーホワイトを脱しておくことがポイントです。

カードローン審査に落ちたときの対処法2選

カードローンの審査に落ちてしまったからといって、諦める必要はありません。

原因を突き止めることで、審査を通過できる可能性もあります。

カードローンの審査に落ちたときの対処法は以下の通りです。

別系統のカードローンに申し込む

カードローンを申し込むときは、銀行、大手消費者金融、中小消費者金融のいずれかを選ぶ人が多いでしょう。

各金融機関によって審査基準が異なるため審査に落ちた場合は一度別系統のカードローンに申し込んでみる方法もあります。

原則として、どの金融機関も審査基準は厳しく設定されていますが、その中でも審査に通りやすい金融機関を見つけられるかもしれません。

6ヶ月経ってから申し込む

どうしても審査落ちした金融機関から借入れをしたいなら、6ヶ月経ってから申し込みしましょう。

信用情報機関には、カードローンの申し込みの有無が記載されているため、何度も申し込みがあり、かつ利用歴が無ければ「何度もカードローン審査に落ちているんだな」と推測できます。

信用情報機関に登録される申込情報の記録期限は6ヶ月です。

複数申し込みですべて落ちてしまったら、最低でも6ヶ月経ってから申し込みしてください。

カードローン審査が甘いと謳う闇金業者に注意しよう

日本貸金業協会に登録している正規の消費者金融は、きちんと審査をして返済能力があると判断した人に貸し付けをします。

「審査が甘い」と謳っていたり法外な金利をたきつけてくる貸金業者は、闇金である可能性が高いです。

闇金かどうかを判断する方法は3つあります。借入れを検討している貸金業者が、これらの項目に該当していないことを確認してください。

広告や宣伝内容

「審査が甘い」「審査に必ず通る」と謳う会社は違法業者、いわゆる闇金である可能性が高いので注意しましょう。

貸金業法では利率や審査条件などについて、他社よりも有利であるという広告表示をすることが禁止されています。

貸金業者は、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をするときは、貸付けの利率その他の貸付けの条件について、著しく事実に相違する表示若しくは説明をし、又は実際のものよりも著しく有利であると人を誤認させるような表示若しくは説明をしてはならない。

貸金業法第16条

金融庁の貸金業者情報を確認

貸金業を始めるには、金融庁に届けを出して登録番号を貰わなければいけません。

そのため、データベースに乗っていない業者は闇金の可能性が高いといえるでしょう。

1番確実な方法は、金融庁の登録貸金業者情報検索サービスを参照し、認可を受けている正規の貸金業者かどうかを調べることです。

金利が相場を超えている

金利の相場を理解しておくと、闇金業者を回避しやすくなるでしょう。

一般的な金融機関の金利は、3.0〜18.0%程度に設定されています。

相場を超えている金融機関は、闇金である可能性が高いです。

申し込む前に金利を確認し、相場内に収まっている金融機関でカードローンを申し込むようにしてください。

カードローンの審査に関する質問2選

ここでは、カードローンの審査に関する質問を2つ紹介します。

詳しく見ていきましょう。

Q1.学生や専業主婦(夫)でもカードローンを利用できる?

A.原則、学生や専業主婦(夫)の利用はできかねます。

カードローンを利用できるのは、安定した収入がある満20歳以上の方です。

アルバイトやパートで安定した収入がある人は、審査を通過できる可能性はあります。

しかし、収入がない学生や専業主婦(夫)、無職の人は申込みはできても審査を通過できないと考えておきましょう。

Q2.ネット銀行カードローンの審査は大手銀行よりも通りやすい?

A.ネット銀行と大手銀行は、どちらも銀行法に基づいて厳正な審査をおこなうため、ネット銀行カードローンの審査が通りやすいということはありません。

ただしネット銀行は、設立から日が浅く事業拡大が必要なため、大手銀行よりも新規借入者を積極的に募っている傾向にあります。

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