おまとめローンの審査は甘い?審査通過のコツとおすすめ金融機関5選

借入先が増えてしまったとき、返済負担を軽くしてくれる「おまとめローン」
月々の支払いを減らすために検討している人も多いのではないでしょうか。

「返済負担を減らしたいけど、おまとめローンの審査は甘いの?」
「どこに申し込めばいいかわからない…」
という人に、おまとめローンの審査やおすすめ金融機関など徹底解説します!

審査の基準や通過率を上げるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事でわかること
  • おまとめローンと通常のカードローンの審査難易度を比較
  • おまとめローンの具体的な審査基準
  • 審査に通りやすいおすすめ金融機関5選
  • おまとめローンの審査に通過する4つのコツ
  • おまとめローンの審査に関するよくある質問
目次

おまとめローンの審査は甘い?難易度を解説

おまとめローン審査をなしにできる?

おまとめローンの審査は通常のカードローン審査と同様、甘いものではありません。
参考資料として、各金融機関の2024年4月「審査通過率」を以下の表にまとめました。

金融機関名称審査通過率
アイフル34.9%
プロミス42.3%
アコム41.3%
引用元

アイフル月次推移
SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標
アコム「マンスリーレポート」

おまとめローンのみの審査通過率は公表されていませんが…
全体の審査通過率は平均して約3~4割と、決して高い確率ではないことがわかります。

しかし、審査難易度や基準を把握し、しっかり対策をすれば審査通過率を上げることは可能です。
おまとめローンの審査難易度について、詳しく解説します。

銀行系と消費者金融系で難易度に大きな差はない

金融機関の審査基準は基本的に非公開とされているため、明言はできません。
しかし、銀行系と消費者金融系の審査難易度に大きな差はないと思われます。

一般的には銀行系の方が審査が厳しいと言われていますが…
「同じ条件で銀行ローンは通過したのに、消費者金融ローンは審査落ちした」という事例も存在します。

審査の通りやすさは金融機関の規模では決まらない

審査は貸金業や銀行法に基づいて行われており、金融機関ごとに定められた基準で判断されます。
規模によって審査の傾向に違いはあるものの…
審査通過に直接関わるのは「申込者の状況」「金融機関との相性」です。

例えば、一定以上の年収があり、過去に金融トラブルが無い人は大手金融機関の審査に通りやすい傾向があります。
一方で、収入や信用情報に不安がある人は、審査が柔軟な中小金融機関を検討する方が現実的。

まずは自身の経済状況を把握し、自分に合った金融機関を選択することが大切です。

おまとめローンの審査基準とは?

おまとめローンの審査基準は公表されていないため、明確な情報はありません。
ここでは、一般的にカードローンの基準とされている審査項目を解説します。

本人と家族に関する基本情報

申込者本人の年収や勤務先、家族構成など…
基本的な情報をもとに、返済能力の有無を判断します。

審査基準となるのは、一般的に以下のような項目です。

審査基準となる基本情報
  • 年収
  • 勤務先
  • 勤務先の会社規模
  • 勤続年数
  • 雇用形態
  • 家族構成
  • 配偶者の有無
  • 住まいの状況(持ち家、賃貸など)
  • 居住年数

基本情報に不備があると、審査が滞ったり審査落ちの原因になります。
間違いのないよう正確に申告しましょう。

信用に関する情報

ローンの審査では、金融取引における信用情報が重要視されます。

信用情報とは…
クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報です。そして、この信用情報は、クレジット会社が顧客の「信用」を判断するための参考資料として利用されます。そのため、信用情報には人種や思想、保健医療、犯罪歴などの項目は、一切含まれません。

引用:株式会社シー・アイ・シー公式サイト

金融機関は審査の際に、信用情報機関から申込者の信用情報を確認。
過去に金融トラブルが無ければ「返済能力に問題なし」と判断します。

金融事故歴がある場合、審査通過に不利になるため注意しましょう。

現在の借入状況

他社からの借入額や返済状況も、重要な審査基準です。
たとえ安定収入があって信用情報に問題が無い場合でも、既に多額の借入れをしていれば審査の通過は難しくなります。

おまとめローンを検討している人は、複数社からの借入れをしている人がほとんどだと思いますが…
借入れ先の数が少ないほうが審査に有利です。

事前にできるだけ借入件数や借入れ金額を減らしてから、おまとめローンの申し込みに臨みましょう。

おまとめローン審査に通りやすい!おすすめ金融機関5選

おまとめローンにおすすめの金融機関を5社紹介します。
特徴やメリットを知って、自身の借入状況に合うところを選びましょう。

①【横浜銀行】カードローン:最短即日融資の銀行系カードローン

横浜銀行カードローンは、消費者金融ではなく銀行を利用したい人におすすめ。
横浜銀行の普通預金口座をお持ちの人に向いています。(※)。

※現在口座をお持ちでない方は申込みにあたって口座開設が必須です

最大1,000万円まで他社借入をおまとめすることができ、実質年利も 1.5%~14.6%と良心的です。
現在よりも利息の返済額を減らせる可能性がありますよ。

リボ払いやほかのローンなどをおまとめすることが可能

横浜銀行カードローン6つの特長

ただし、横浜銀行カードローンを利用できる人には制限があります。
融資対象は以下の地域に住まいか勤務先がある場合のみとなっているため注意しましょう。

融資対象の地域
  • 神奈川県内全域
  • 東京都内全域
  • 群馬県前橋市、高崎市、桐生市

申込画面から情報入力を進めていくと、希望商品を選ぶ項目があります。
ここで、「カードローン」を選択してください。
利用目的を「借入金返済資金」にチェックして申し込めば審査をしてくれます。

横浜銀行のおまとめローンは申し込むにあたって必ず審査がありますが、審査結果は最短即日で返ってきます。

消費者金融系のおまとめローンはアイフルや中央リテールなどが即日融資に対応していますが…
銀行カードローンで最短即日おまとめ可能なのは非常に珍しいです。

横浜銀行でおまとめできるか不安な方は、事前に公式サイトのお借入3秒診断を試しておきましょう。

横浜銀行カードローンのお借入3秒診断はこちら

横浜銀行でおまとめすると・・・

返済期間が5年(60回)の毎月返済額は以下の通りです。

  • (お借入限度額)100万円:23,580円 ※年利14.6%適用
  • (お借入限度額)200万円:44,287円 ※年利11.8%適用
  • (お借入限度額)300万円:61,984円 ※年利8.8%適用
スクロールできます
金利(実質年利)年1.5~14.6%(変動金利)
限度額10万円~1,000万円まで(10万円単位)
最短即日融資可能
審査時間最短即日

横浜銀行カードローンのお借入3秒診断はこちら

②【アイフル】おまとめMAX:独自審査で通過の可能性アップ!

アイフルの1秒診断はこちら

「おまとめMAX」はその名の通り、おまとめ専用のローン。

どこの銀行グループにも属さず、独自の審査基準を用いていることが最大の強みです。
「今よりも低い金利で月々の負担軽減」と公式が謳っていることもあり…
高い確率でおまとめを成功させられるでしょう。

また、消費者金融の中で最低金利が一番低いのもアイフルです。
限度額も800万円ありますので、高額のおまとめを希望する人には特におすすめ。

アイフルを利用の際は通常の申込みを済ませた後、意思確認の電話でおまとめ希望と伝えてください。
フリーローンの手続きからおまとめローンの手続きにシフトしてくれます。

アイフルでおまとめすると・・・

返済期間は3年、5年、7年、10年です。

返済期間が7年の場合の毎月返済額は以下の通りです。

  • 100万円・・・20,000円
  • 200万円・・・39,000円
  • 300万円・・・58,000円

(実質年率15.0%で計算)

参照:アイフル

スクロールできます
金利(実質年利)3.0%~17.5% ※1
限度額1万円~800万円まで
即日融資可能
審査時間最短20分 ※2

※1 貸付条件の詳細はリンク先の公式HPをご確認ください。
※2 お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。

アイフルの1秒診断はこちら

③【SMBCモビット】おまとめローン:Web完結で最短即日融資

出典:SMBCモビット

代表的な貸金業者の1つであるSMBCモビットも、貸金業法に基づくおまとめローンを扱っています。

最大800万円まで一本化ができるほか、WEB完結で即日融資も可能
急ぎのおまとめにも対応してくれますよ。

SMBCモビットのおまとめローンを利用する場合、専用ページから必要情報を入力して申込みを行う必要があります。
申し込み完了後にオペレーターから電話がくるので、その際に現在の他社借入情報などを伝えましょう。

また、現在SMBCモビットで借入中の人も、モビットコールセンターへの連絡でおまとめ目的の利用が可能です。

SMBCモビットでおまとめすると・・・

返済期間は最長60回(5年)です。※1

返済期間が5年の場合の毎月返済額は以下の通りです。

  • 100万円・・・23,790円
  • 200万円・・・47,580円
  • 300万円・・・71,370円

(実質年率15.0%で計算)

※1 ただし、返済能力その他の事情にかんがみ、合理的な理由があるとSMBCモビットが認めた場合には、最長106回(8年10ヶ月)

スクロールできます
金利(実質年利)3.0%~18.0%
限度額1万円~800万円まで
即日融資可能
審査時間最短15分で審査完了 ※2

※2 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります

④【プロミス】おまとめローン:最短3分のスピード融資

プロミスも貸金業法に基づくおまとめローンを提供しています。

借入限度額は最大300万円まで。
また、融資スピードが最短3分(※)と速いのが特徴です。

※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

WEBからの契約であれば、原則24時間振込が可能で、夜間や土日にも対応しています。
とにかく急いでいる人は、プロミスの申し込みを検討しましょう。

利用の際は、通常の申込みを済ませた後、意思確認の電話でおまとめ希望と伝えてください。
フリーローンの手続きからおまとめローンの手続きにシフトしてくれます。

プロミスでおまとめすると・・・

返済期間は5年から最長で10年です

返済期間が5年の場合の毎月返済額は以下の通りです。

  • 100万円・・・23,790円
  • 200万円・・・47,579円
  • 300万円・・・71,369円

(実質年率15.0%で計算)

参照:プロミス

スクロールできます
金利(実質年利)6.3%~17.8%
限度額300万円まで
即日融資可能
審査時間最短3分 ※

※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

⑤【JCBカードローン】FAITH:大手クレジットカード会社提供で安心

出典:JCBカードローン(FAITH)

JCBカードローン「FAITH」(フェイス)は、クレジットカード会社JCBが提供するカードローン。
おまとめローンとしても利用でき、大手ブランドの安心感が最大の魅力です。

実質年率は1.3~12.5%と、JCBクレジットカードのキャッシングリボよりも低金利。
最短即日で審査が完了するため、急いでおまとめしたい人にも対応しています。

ただし、「FAITH」の借入れは総量規制の対象となるため…
年収3分の1を超える借入れはできない点に注意しましょう。

JCBカード カードローン「FAITH」でおまとめすると・・・

返済期間は、支払い方法により異なります。

返済期間が5年の場合、毎月の返済額は以下の通りです。

  • 100万円・・・約26,500円
  • 200万円・・・約53,000円
  • 300万円・・・約79,500円

(実質年利率11.8%で計算)

スクロールできます
金利(実質年利)1.3%~12.5%
限度額~900万円まで
即日融資可能(※)
審査時間最短即日

※ お申込みの時間帯や審査の状況によって、当日中のご融資ができない場合があります。
※利息は残りの元金に応じて毎月減っていくので、月々の支払い額も徐々に少なくなっていきます。

おまとめローンの審査に通る4つのポイント

おまとめローンの審査は甘いとは言えません。
しかし、ポイントを押さえていれば通過率を上げることができますよ。

審査に通過するために重要なポイントを4つ紹介します。

ポイント①借入状況を確認、整理する

まずは自身が借りているローンの借入状況を確認しましょう。
以下にチェック項目をまとめました。

借入状況のチェック項目
  • 金利
  • 返済期間
  • 毎月の返済額
  • 完済予定日

借入状況を確認できたら、無理のない範囲で「繰り上げ返済」や「一括返済」をして借入件数を減らします。
延滞している借入れがあれば優先的に返済しましょう。

信用情報には完済歴も記録されるため、返済能力があることをアピールできますよ。
この際、不要なクレジットカード等も解約すると無駄な年会費の支払いを減らせるのでおすすめです。

ポイント②信用情報を回復させる

審査の際に最も重要視されるのが信用情報。
過去に自己破産などの金融事故を起こしていると信用情報に傷がつき、審査通過が難しくなります。
信用情報を回復させることで、審査通過の可能性が高くなりますよ。

信用情報の例
  • ローン等の借入件数
  • 借入総額
  • 借入れの返済状況
  • ローンやクレジットカードの新規申込および契約内容
  • 債務整理や支払い遅延などの金融トラブル

身近なところでは、携帯電話料金の支払い遅延も金融トラブルの一つになります。
自動引き落とし設定の場合、口座の残高不足に気付きにくいので注意。

自身の延滞歴や金融事故歴は、信用情報機関で確認できます。
不安な人は信用情報機関に情報開示請求を申し込んでみましょう。

開示請求を申し込む信用情報機関は以下を参考にしてください。

信用情報機関の種類
  • CIC…クレジットカードの支払いやショッピング、携帯電話の分割払い等を記録
  • JICC…主に消費者金融やカードローンの信用情報を記録
  • KSC…主に銀行系ローンの情報を記録

信用情報の保管期間は、一般的に約5年間です。
債務整理の場合は最長10年間保管。
借金の完済時からカウントされます。

信用情報を回復させる唯一の方法は、期日を守って着実に返済すること。
時間に余裕のある人は、信用情報の回復を待ってからおまとめローンの申し込みをおすすめします。

ポイント③申し込み先を1つに絞る

おまとめローンを申し込む際は、申し込み先を1社に絞りましょう。

複数社同時に申し込んだ方が効率が良いと感じるかもしれませんが…
一度に複数社申し込むと「お金に困っているのでは?」と返済能力を疑われる原因になります。

複数社申し込みたい場合は少し時期をずらして申し込みましょう。

ポイント④申し込み情報は正確に申告する

入力内容の不備は手続きを遅らせる原因になるだけでなく、審査結果にも影響します。
また、虚偽の申告は金融機関からの信頼を失い、返済能力を疑われる可能性も。

申し込み時の入力は正確に行い、正直に自身の状況を伝えましょう。

おまとめローンの審査に関するよくある質問3つ

おまとめローンの審査に関して、よくある質問をまとめました。

Q1. おまとめローンの審査に通らないときはどうする?

A. 審査落ちの原因を明確にし、改善しましょう。

まずは審査落ちの原因を明確にすることが重要です。
ブラックリスト入りしている可能性もあるため、信用情報機関に情報開示請求をしてみましょう。
信用情報機関は以下を参考にしてください。

信用情報機関の種類
  • CIC…クレジットカードの支払いやショッピング、携帯電話の分割払い等を記録
  • JICC…主に消費者金融やカードローンの信用情報を記録
  • KSC…主に銀行系ローンの情報を記録

また、希望の借入金額や現在の返済状況等も見直す必要があります。
おまとめローンの申し込み前に、一度整理してみましょう。

Q2. おまとめローンは総量規制の対象にならないの?

A. おまとめローンは総量規制の対象になりません。

総量規制は債務者の生活を守るために存在します。
そのため、債務者にとって不利益が生じない「おまとめローン」は、総量規制の対象外です。

ただし、「おまとめローンとして利用できる通常のカードローン」は総量規制の対象となります。
申し込み先を決める際に、必ず確認してください。

Q3. おまとめローンのデメリットは?

A. 返済総額が増えたり、気の緩みから借金を増やしてしまうリスクがあります。

おまとめローン自体にデメリットはありませんが…

  • 月々の支払いを軽くするために返済期間を延ばしすぎてしまい、返済総額が増える
  • ローンをまとめることで「借金が消えた」ような感覚になってしまい、気の緩みから借入れが再び増える

など、債務者の意識の変化によって起こるリスクが考えられます。
おまとめローンは借金の解決策ではなく、あくまで一時的な手段です。
返済計画をしっかり立てたうえで申し込みましょう。

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