銀行でお金の借り入れを行う際に、ATM以外にもキャッシュディスペンサーと呼ばれる機械を使うことがあります。
ATMなら聞きなれた言葉だけど、キャッシュディスペンサーってどんなものか気になりますよね。
この2つの機械の外見はとても似ているのですが、使用用途はまったく異なりますのでそれぞれの違いや利用方法等を知って、正しい使い方をしてくださいね。
利用用途によってはどちらを選択しても便利ですので、あなたのライフラインにあった方法で選ぶようにするといいでしょう。
ATMとは?機能について
ATMはAutomated Teller Machineであり、現金自動預け払い機のことをいいます。
銀行の窓口的な役割を果たしており、もともとは1980年頃に地方銀行に置かれていたものが、今ではコンビニや公共施設などでも幅広く設置され、私達の日常生活を送る上で手軽に利用出来るライフラインの一つになりました。
ATMの主な役割としては以下のようなものがあります。
- 預貯金口座への預け入れ
- 貸付金の返済
- 現金の引き出し
- 残高照会・取引明細・相場の情報
- 通帳の記入・繰越
- 振替や振込など
ATM1台で様々な業務を行うことが出来ます。
クレジットカードショッピングやキャッシングの当月分の返済を行う機械も、ATMに分類されます。
暗証番号の変更などもATMで行うことが出来ますので、金融機関に関する一通りの作業をすることが出来ます。
キャッシュディスペンサーとは?機能について
キャッシュディスペンサーは、現金自動支払い機のことをいいます。
1975年から営業をスタートし急速に発展していきました。
昔から有るので何だか懐かしいなと感じる人もいるのではないでしょうか。
キャッシュディスペンサーには現金の払い出し機能や、残高照会のみを行う機能しかないのでATMとは用途が異なります。
キャッシュディスペンサーは、銀行や信用金庫などの金融機関、労働組合、消費者金融などに設置されています。
ATMと同じように事前に作ったカードを使用し、暗証番号を入力して端末の操作をする流れのとてもシンプルなものです。
ATMとキャッシュディスペンサーとの使い分けは?
2つの機械の見分け方、使い分け方について説明します。
ATMは紙幣や硬貨、通帳、磁気カードなどを使った業務を行う為の入り口、案内や操作に使う表示画面、操作キーなど手続きに必要なものがすべて機械に含まれているのが必須となります。
表示パネル一つですべての操作ができる場合もあります。
また機械の上にATMの表記がしてあるものがATMだと思えばわかりやすいのではないでしょうか。
ただし、台湾などではキャッシュディスペンサーにATMの表記がされている場合もあるので注意してくださいね。
キャッシュディスペンサーは、見た目もとてもシンプルです。
払い出しできる入り口と、表示画面など利用用途が使いやすい分簡単操作で使うことが出来ます。
表示画面には、払い出しと残高照会のみのボタンが表示されています。
キャッシュディスペンサーの上にはCDの表記がない場合が多いです。
使い分けの方法ですが、払い出しだけならどちらを選択することも出来ますが、様々な便利用途(預貯金の振込・振替など)はATMでしか出来ないので、近くにATMがある時は、何でも出来るので便利です。
払い出しの時はATMでなくても使うことが出来ますので、空いている機械を使うようにしてくださいね。
利用用途によって異なるがどちらでも借り入れは出来る
ATMやキャッシュディスペンサーを使って、どのような作業をしたいのかによって使い分けが必要です。
払い出し機能はどちらでも出来ますし、お金を借り入れた場合、返済は現金自動支払い機に分類されるキャッシュディスペンサーでは行うことが出来ません。
簡単に使い分けるなら
- 入金もできるのがATM
- お金を引き出すだけの機械がCD機
というところでしょうか。
今の時代、定期預金の引き出しまですることが可能なATMがあればわたし達が銀行窓口で行いたいと思う手続きは済ませることが可能です。
ATMかCD機。どちらか迷う必要もありませんが、迷ったらATMを探すようにしてください。
借り入れやローンの返済はATMでしかできませんからね。