搭乗者傷害保険とは？人身傷害保険との違いについても解説

こんにちは！保険選び.comです。
今回は搭乗者傷害保険とは？人身傷害保険との違いについても解説について解説します。

Chapter

搭乗者傷害保険とは

すべての事故が補償の対象とはならない

人身傷害保険との違いは？

搭乗者傷害保険とは

搭乗者傷害保険は名前の通り、車両に搭乗している人を補償対象にした保険です。運転手を含む、搭乗者すべてが補償の対象になります。契約車両の所有者やその親族に限らず、血の繋がりがない他人でも搭乗中であれば補償の対象になるので、万が一の事故の際には金銭的な心配はほとんどないと言えるでしょう。保険会社の契約プランによっては金額や補償対象に制限が設けられていることもあるので注意が必要です。

すべての事故が補償の対象とはならない

車両に搭乗中の事故に対する補償として知られている搭乗者傷害保険ですが、すべての事故が補償の対象になるわけではありません。飲酒運転や無免許運転、スピード違反など被保険者の重大な過失による事故の場合は保険金は支払われません。例えば制限速度を超えて走行する、信号や標識を無視するなどの違反行為によって事故を起こしても補償の対象にはならないのです。また、契約車両を改造するなど安全性を損なう行為があった場合も補償されません。

地震や台風などの自然災害で事故に遭った場合も補償の対象にはならないので注意します。同じ搭乗者傷害保険の名称でも支払い条件については保険会社ごとに多少の違いがあります。そのため、保険会社を乗り換えるなど保険契約を変更した際は規約や支払い条件の確認を忘れてはいけません。

人身傷害保険との違いは？

搭乗者傷害保険と似た補償に人身傷害保険があります。どちらも車両に搭乗中の人を対象にした補償ですが、搭乗者傷害保険は保険契約の対象になっている車両の事故に限られています。一方で人身傷害保険は多くの場合、他人の車やバス、タクシーなどの車両に搭乗している時の事故も補償対象になっています。

補償内容は保険会社の契約プランによって多少の違いがあるので契約の際は十分に確認することが大切です。保険金の支払いについては搭乗者傷害保険が速やかに支払われる一時金のような扱いであるのに対し、人身傷害保険は実際の損害額に応じた金額が支払われるのでやや時間を要するというような違いがあります。