地震保険の上乗せ補償とはなんですか？

こんにちは！保険選び.comです。
今回は地震保険の上乗せ補償とはなんですか？について解説します。

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地震危険等上乗せ特約とは

震火災費用保険金支払割合変更特約

特約をつけるには追加の保険料が必要

単独で契約できる地震補償保険

地震危険等上乗せ特約とは

一般的な地震保険は、地震によって建物などが損害を受けた場合に、火災保険の保険金額の50パーセントを上限として補償される仕組みになっています。そのため、それだけでは新たに建て直す費用を全て賄うことはできません。

そこで、火災保険の保険料の100パーセントまで補償を受けられるようにするものとして用意されているのが地震危険等上乗せ特約です。この特約を付けておけば、地震だけでなく、噴火や津波などによって損害が発生した場合にも、地震保険金と同額が追加で支払われます。地震保険金と同額までしか受け取れないので、地震保険の補償上限が火災保険の保険金額の50パーセント未満となっている場合には、100パーセント補償されるわけではないという点に注意する必要があります。

震火災費用保険金支払割合変更特約

地震危険等上乗せ特約と似たものとして地震火災費用保険金支払割合変更特約がありますが、前者は地震や噴火そのものに起因する建物などの損害を補償するのに対し、後者は地震によって発生した火災によって建物などに生じた損害を補償するものです。

いずれの特約も付加することによって、火災保険の保険金額の100パーセントまで補償を受けられるという点では同様ですが、地震火災費用保険金支払割合変更特約は、地震が起きても火災が発生しない限りは補償を受けることができないという限定的な特約になっています。また、あくまでも地震によって火災が発生した場合が対象ですので、火災保険でカバーされるような地震とは関係のない通常の火災についてはこの特約では補償されないという点にも注意する必要があります。

特約をつけるには追加の保険料が必要

地震保険に上乗せ補償を付ける場合には、それによって追加の保険料が必要となる点に注意しなければなりません。また、地震危険等上乗せ特約の保険料は、地震保険料控除の対象となりますが、地震火災費用保険金支払割合変更特約の保険料については対象外となっています。そのため、後者に加入した場合には、節税メリットは享受できません。

単独で契約できる地震補償保険

火災保険と合わせて加入する必要がある地震保険と違い、単独で契約できるのが地震補償保険です。地震に対して備えることができる少額短期保険で、一般的な地震保険と補償内容は異なります。

少額短期保険は、保険金額が1,000万円までと定められています。単独で地震補償保険を契約した場合、火災保険とセットで加入する必要がないので保険料を抑えられるのもメリットの1つです。

地震補償保険は、世帯人数によって保険金額の上限は変動します。1人世帯の場合は300万円程度、4人世帯の場合は700万円程度と異なります。

補償範囲が地震保険と比べ制限されている場合があるので注意しましょう。地震補償保険は、地震の被害に遭った際に地震保険で補えない負担金を減らすことができます。
補償内容を比較し、確認してから契約するようにしましょう。