地震による液状化で家が傾いた場合でも保険適用になるの?

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今回は地震による液状化で家が傾いた場合でも保険適用になるの?について解説します。
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液状化とは
液状化で建物が被害を受けた場合

液状化とは

液状化とは簡単に言えば、地震によって地面に地下水などが流れ込み地盤がゆるくなることです。液状化になることによって建物が沈んだり傾いたりすることがあります。 液状化が起こりやすい場所は、海沿いの埋立地や河川からできた三角州そして池や水田の開発地帯などです。 過去の事例によれば、2018年の北海道地震により札幌市清田区では液状化現象により建物が傾きました。この地区は、沢や水田があった場所に火山灰を含んだ土を盛って宅地開発されたことにより比較的地盤が弱くなっていたことが原因です。 また、2011年の東日本大震災では千葉県浦安市は約85パーセントの約4,100戸が液状化の被害を受けました。特に木造の建物は、重量が軽いので液状化で家が傾きやすくなっています。
よって液状化の防止対策としては、コンクリートで地盤をしっかり固めることが方法のひとつです。

液状化で建物が被害を受けた場合

液状化によって建物の扉や窓の開閉の不具合やすきま風が入ったり、床が傾くことで体の感覚が狂い頭痛やめまいなどの体調不良が起きたりします。建物のほか道路や河川堤防などにも大きな被害が出るのも特徴です。

そこで、液状化で建物が被害を受けた場合には、原因が地震であるので地震保険に加入していることの条件により補償されます。保険金額の限度は建物は5000万円で家財は1000万円です。

このことによって損害区分の認定基準が設けられています。液状化により建物が30センチメートル沈下し傾斜角度が1度を超える場合には、地震保険金額の100パーセントの受け取りが可能です。また15センチメートル以上30センチメートル未満の0.5度以上1度未満では、地震保険金額の50パーセントが支給されます。一方、10センチメートル以上15センチメートル未満の0.2度以上0.5度未満の場合には地震保険金額の5パーセントを請求できるでしょう。

このように液状化によって地盤が傾いて多くの建物の被害が出ているので、地震による液状化の可能性がある地域に住んでいる人はぜひ地震保険に加入することをおすすめします。
地震保険は任意での加入になりますが、加入していることでいざという時に家の修理に必要な分を支給してくれる保障があるものなのでとても安心です。