がん保険の2つの通院保障タイプをチェック！

こんにちは！保険選び.comです。
今回はがん保険の2つの通院保障タイプをチェック！について解説します。

Chapter

がん保険の2つの通院保障タイプ

給付範囲拡大型のメリット・デメリット

治療給付金付帯型のメリット・デメリット

がん保険の確認と見直しを！

がん保険の2つの通院保障タイプ

がん保険の通院保障には「給付範囲拡大型」と「治療給付金付帯型」の2つのタイプがあります。

従来のがん保険の通院保障は、入院・手術をした患者が退院後の通院でかかる出費を保障する「通院給付金」が主に利用されていました。現在では、より手厚い保障内容が追加されています。

①給付範囲拡大型

「給付範囲拡大型」は入院を伴わない通院でも通院治療の対象になるため、給付金を受け取ることが可能です。また、がん治療に必要な放射線治療や化学治療をするための通院も対象になるなど、給付される範囲が拡大された保障となっています。

②治療給付金付帯型

一方、「治療給付金付帯型」は、通院給付金とは別に、がん治療に必要な抗がん剤治療や放射線治療などを受けた際に給付金が受け取れるのが特徴です。

給付範囲拡大型のメリット・デメリット

「給付範囲拡大型」のメリットとしては、抗がん剤治療、放射線治療、外科治療の三大治療を行うための通院であれば入院をしない場合でも、日数無制限で保障が受けられる点が挙げられます。また、入院をし退院した後、1年以内であれば通院日数は無制限になるのも魅力です。

しかしデメリットとして、1日あたりの通院給付金額の限度が決まっているため、三大治療の治療回数が多くなり、医療費が給付限度を超えてしまった場合は、保障しきれない可能性があります。

治療給付金付帯型のメリット・デメリット

「治療給付金付帯型」のメリットとしては、治療給付金をまとまった金額で受け取れるという点が挙げられます。通院治療の対象にもなり、入院をせず治療を行う場合でも、給付金を受け取ることが可能です。また、治療が長引いてしまった場合でも、月ごとに決まった金額が給付がされるので、費用がかさむ心配がなく安心して治療を受けられます。

しかしデメリットとして、保険会社が定めているがんの三大治療でなければ基本的には保障の対象外になってしまいます。そのため、三大治療以外の治療でも給付金を受け取りたい場合は、違う種類のがん保険のプランを検討するのが賢明です。また、通院治療をする際、給付範囲拡大型のプランのように通院日数が無制限にはならず、決まった期間までの通院費が給付されるので注意しましょう。

がん保険の確認と見直しを！

「通院保障は必要ない」と考える方もいますが、医療が発達した近年では通院保障の有無は非常に重要なポイントです。現代はかつてのように、がんの治療=入院という時代ではありません。住み慣れた自宅で、リラックスして治療を受けられることは、精神的な負担が小さいという点でも大きなメリットです。

ただし、自宅で手術なしの治療を受ける場合には、落とし穴にも注意しなくてはなりません。従来のがん保険は、通院のみの治療について保障の対象としていないことが多いです。

したがって、将来の万が一のときに安心して通院保障を受けられるようにするには、がん保険の内容確認と見直しを考えておく必要があります。通院保障の内容を確認し、より現在の治療内容に適応しているプランを選ぶなら、万が一の場合に備えられます。