上皮内がんは保険の対象外!?① 〜悪性新生物との違い〜

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今回は上皮内がんは保険の対象外!?① 〜悪性新生物との違い〜について解説します。
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悪性新生物と言えば癌のことを指す医療用語ですが、似たような概念に上皮内新生物があります。
悪性新生物が臓器の構造を破壊しながら浸潤する病変であるのに対し、上皮内新生物はあくまで粘膜に限局した病変であるため、周囲の構造を破壊するほど病勢が強く無いのが特徴です。
上皮内新生物は稀にステージ0と呼ばれる癌に移行する以前の状態だと言われます。上皮内新生物も進行すれば悪性新生物として振舞うようになるため、どちらも早期の治療が必要な病変だと言えるでしょう。

しかし、上皮内新生物と悪性新生物では治療も異なります。

悪性新生物は大掛かりな手術や化学療法によって治療されることになりますが、上皮内新生物は粘膜表面を削り取れば完全切除に至ることも多く、治療の難易度や入院期間に大きな差が生じてくるのです。
保険によってはこのふたつを明確に区別して、保障の内容をガラッと変えていることもあるので、癌であるのか、それともまだ癌に至らない状態なのか診断して貰うことは非常に重要です。

上皮内新生物は男女とも発生することが多いのですが、多くは自覚症状が無く健診などで検査をすることによって発見されることが多い病変です。
健診を受けていない人だけでなく受けている人でも著明な外見上の変化が現れないことで潜在的に上皮内新生物を抱えている可能性があります。
しかし、やがて癌へと移行する可能性がある病変ですので、早期発見と早期治療が大切になってくるのは言うまでもありません。

男性での上皮内新生物の発見は胃や腸などの消化管に上皮内新生物が多くなっています。
健診で行った消化管内視鏡検査で発見されると、その場で切除されることも多いポリープのような病変であることも稀に見受けられますが、大抵は特殊な色素で染めなければ分かりません。

女性では消化管に上皮内新生物が見つかることもありますが、特に多いとされているのが子宮頸癌の前段階である上皮内新生物です。
コルポスコピーという検査で発見されますが自覚症状が無く、定期的に検査に行かなくては発見も難しい病変なのです。

上皮内新生物がメジャーな癌研究では統計の対象から除外されているため、信頼できる罹患率を示すデータはありません。
しかし、上皮内新生物は自覚症状が乏しく、また検査をしなければあるかどうかすら分からないことから潜在的に上皮内新生物を持つ人は男女とも少なくは無いと予想されます。
上皮内新生物を早期発見する手段はこまめに健診を受けることしかないと知っておきましょう。

次の記事にて上皮内がんと悪性新生物での保障の違いについて詳しく解説していきます。